DCF法による企業価値計算 - 企業価値の計算

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企業価値の計算

  • 投稿者: K
  • 2010/12/23 9:17 PM

企業価値の計算は、予測した将来のフリーキャッシュフローを、WACCを用いて現在価値に割り引き、それらを合計して計算します。

具体的には、以下の式で計算します。

DCF法による企業価値

=1年後のフリーキャッシュフロー/(1+WACC)

+2年後のフリーキャッシュフロー/(1+WACC)2

+3年後のフリーキャッシュフロー/(1+WACC)3

+・・・

+n年後のフリーキャッシュフロー/(1+WACC)

+継続価値/(1+WACC)

+非事業用資産の時価

nはフリーキャッシュフローの予測期間です。フリーキャッシュフローを5年後まで予測した場合、n=5となります。

<継続価値について>

DCF法では、企業が永遠に存続していくことを前提としています。そのため、予測した期間以降も、フリーキャッシュフローは発生し続けていきます。

しかし、永遠に発生し続けるフリーキャッシュフローを予測することを実質不可能です。そこで、一定期間(n年)のフリーキャッシュフローの予測だけを行い、それ以降に発生するフリーキャッシュフローについては、継続価値を計算することで代用します。

継続価値は以下の式で計算します。

継続価値=n年後のフリーキャッシュフロー×(1+フリーキャッシュフローの永久成長率)

/(WACC―フリーキャッシュフローの永久成長率)

n+1年後以降は(nが5年ならば6年目以降は)、フリーキャッシュフローが毎期一定の割合で永久に成長すると仮定した場合の計算方法です。

永久成長率は、一般的には経済成長並みとします。過去の経済成長率等からn+1年後の経済成長率を推定し、それをフリーキャッシュフローの永久成長率とします。

<非事業用資産の時価>

DCF法による企業価値計算は、事業から生まれてくるフリーキャッシュフローをベースにしています。

そのため、事業用以外の金融資産(手元資金や関係会社への投融資を除いた余裕資金)等の価値は、フリーキャッシュフローには含まれていません。

そのため、これらの資産の価値を、時価評価し、DCF法で算出した企業価値に時価で加算する必要があります。

例)

1年後のフリーキャッシュフロー 365
2年後のフリーキャッシュフロー 390
3年後のフリーキャッシュフロー 400
4年後のフリーキャッシュフロー 525
5年後のフリーキャッシュフロー 625

WACC:4.1%

フリーキャッシュフローの永久成長率:3%(経済成長率等)

非事業用資産の時価:1000(金融資産等)

継続価値=625×(1+3%)/(4.1%-3%)=58,523億円

DCF法による企業価値

=365億円/(1+4.1%)

+390億円/(1+4.1%)

+400億円/(1+4.1%)

+525億円/(1+4.1%)

+625億円/(1+4.1%)

+58,523億円

+50,894億円

=100,788億円

※ここまでで解説したDCF法による企業価値計算を行えるエクセルファイルをダウンロードできます。合わせてご利用ください。


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